実家が空き家になってしまってからの片付け

2018.11.19

不用品回収

遺品整理・生前整理

実家が空き家になってしまってからの片付け

親が介護施設へ転居することになったり、亡くなってしまったなどの理由で住む人がいなくなってしまった実家の片づけをどうするかは、誰もがいつか直面する問題です。自分の家であって、自分の家でなくなってしまった実家。長く住んだ家だとモノも増えていたり、大きな家財が不要になってしまします。

そのような時に知っておきたい、家電を処分する方法、家具を処分する方法、残しておきたい遺品について解説します。

ゴミとして処分できない家電を廃棄する方法

家電リサイクル法をご存知でしょうか?

家電リサイクル法とは、経済産業省が制定した法律で、正式名称を「特定家庭用機器再商品化法」と言います。自宅や会社などで不要になったエアコン、テレビ、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機や衣類乾燥機などの特定家庭用機器廃棄物をそのままゴミとして埋め立ててしまうのではなく、機器の中から再利用できる部品や材料を取り出して資源として有効利用し、廃棄物の量を減らすための法律です。また、これらの家電にはオゾン層の破壊や地球温暖化を引き起こすフロンガスや有害な鉛、水銀などが含まれているため、法律によって適切な処理が定められるようになりました。

この法律が施行されてから、指定品目の家電は自治体では処分できなくなりました。処分するためには、家電を購入した小売店に回収依頼をするという方法があります。その家電を購入した小売店では回収義務がありますので引き取ってもらうことはできますが、リサイクル料金と回収運搬料金の費用が発生します。買ったお店がわからない場合や遠方になってしまう場合は、量販店や自治体に問い合わせると処分方法を教えてもらえる場合もあります。ホームページなどで確認してみましょう。

いろいろ方法あり!家具を処分する方法

家財の処分する方法は、大きく分けると粗大ごみとして出す方法、リサイクルショップに引きとってもらう方法、オークションに出す方法があります。

粗大ごみとして出す場合は住まいの自治体によって粗大ゴミの対象になる大きさや処分方法が異なりますので、自治体のゴミ出しカレンダーやホームページで確認しましょう。電話やホームページから粗大ゴミの回収を申し込む必要があります。手数料の金額を知らされるので、指定された手数料券販売所(コンビニや郵便局など)で必要な分の手数料券を購入してください。シール状になっていますので必要事項を記入した上で対象の家具に貼って、指定された日時に回収場所へ運んでおけば自治体職員が回収に来てくれます。

リサイクルショップに引き取ってもらう方法は、家具の種類や状態によっては買取してもらえる場合があります。買取価格は業者によって価格が異なりますので、数店舗で見積もりして貰うことをおすすめします。年代が古い家財や傷や汚れが多い家財の場合は査定対象にならない場合もありますし、店舗まで自分で運搬する必要があるのか出張引取をしてもらえるのか、店舗のサービスを確認しておきましょう。

オークションに出す方法は探している人を見つけやすく手軽ではありますが、運搬方法や配送方法を落札者と調整する必要があります。大きな家具だと送る方も受け取る方も大変です。

遺品の取り扱いも不用品回収業者なら安心

処分する方法をいくつか紹介しましたが、処分したい家財の量が多いと1つ1つ処分していくのは大変な労力です。

そういった場合には不用品回収業者の利用を検討してみましょう。仕分けが済んでいない状態の実家や家財でも、廃棄を手伝ってくれる強い味方になります。年中無休で1点からの引き取りや、大量の家財の引き取りまで引き受けてくれます。予約状況次第では連絡を取った当日に対応してもらうこともできますし、無料お見積りも受け付けています。実家に人を上げることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、経験豊富なスタッフは多くの現場を見てきているので、実家の状態やや残された家財の状態は気にせずにご相談ください。女性スタッフを抱えている業者もありますので、女性の所有物を任せる際にご心配な方は女性スタッフをご指名ください。

親が亡くなった場合に実家を片付けるのであれば、処分することになる私物や家財は遺品です。不用品回収業者によっては、遺品の取り扱いを行っていない業者もあります。電話やホームページでサービス内容を確認してから依頼しましょう。遺品の仕分けや貴重品、通帳、現金、思い出の品、依頼した指定の品の捜索にも対応しています。持ち帰りが難しい大きな家財や遠方の遺族への形見分けの配送、片づけ後のクリーニングにも対応している業者もあります。

また、空き家になった時の家屋の解体、その後の土地活用や売却に関する相談にも乗ってもらえる業者もあります。複数の業者に依頼せずとも、複数のサービスを行っている不用品回収業者へ依頼すれば、手続きは一度で済みます。処分に困ったり、量が多かったり、遠方だったりで対応が難しい方は不用品回収業者に相談してみてください。