荒れた庭を片付ける!植木と土はどう廃棄する?
2018.10.01
庭に土があれば雑草は伸び放題、樹木があれば枝や葉が生い茂り日照りに影響したり、隣家や公道にはみ出たりすることもあります。植物が生い茂った場所は見通しも悪くなり、害虫の温床になることだってあります。手入れが行き届かず近隣の住宅や通行する人に迷惑になるようでは、なんとかして手入れをしなければなりません。そこで、荒れた庭の片付け方について紹介します。
荒れた庭を片付けるにはどこから手を付けたらいいか
戸建ての庭やマンションの専用庭などを使ってガーデニングや家庭菜園を楽しんでいる方もいるでしょう。しかし、土がある所にはすぐに雑草が生い茂ったり、庭木の枝や葉が伸びたりしてきます。気がついた時にすぐに手入れできればよいですが、なかなかそうもいかないものです。気がつけば庭は荒れ放題で、どこから手を付けてよいかわからずに放ったらかしという人もいるでしょう。そんなときは、まず目につく処分しやすいものから整理していきましょう。もう使っていないプランターや鉢植えがあればいっそ処分したほうがスッキリします。近所でもらってくれる人がいそうなら声を掛けてみるのも良いでしょう。ただし、いつのものかわからない古い乾燥した土が入って汚れたままでは失礼です。土は、再生して使うこともできますが、もう使わないのであれば庭のくぼみなどに埋めてならしておきましょう。
プランターや鉢を捨てるにも、自治体それぞれでゴミの出し方が異なります。鉢の素材に適した方法で回収してもらいましょう。たいていはプラスチックゴミや不燃ゴミとして地区の回収日にゴミとして出します。まずは、目に入りやすいものを片付けるだけでも見た目がスッキリします。
次は、地面に生えている雑草を抜いて、落ち葉や枯れ葉を掃除します。落ち葉や枯れ葉は、腐葉土にしたり堆肥として使用したりすることもできますが、その予定がなければゴミとして回収してもらいます。雑草は根ごと引き抜くほうが効果的ですが、庭が広い場合や腰をかがめる作業がつらい場合、手っ取り早く見た目をきれいにしたいなら草刈り機や除草剤を使っても良いでしょう。庭木の枝が伸びて葉が生い茂れば見通しや通気が悪くなり、病害虫にとって住みやすい場所になってしまいます。枝切りバサミなどで伸長して飛び出ている枝を切り落としましょう。高い場所の枝は高枝切りバサミか、脚立などを使って安全に作業できるようにします。切り落とした枝は、長いものは折ったりさらに短く切ったりしてまとめて紐などで結わえておきましょう。ゴミ袋に入る程度にしてから入れても良い場合もあります。住まいの自治体のルールに従って回収してもらいましょう。
植木や土はどのように廃棄すればいいか
庭の植木を丸ごと処分したいときは、根まで土を掘り返してのこぎりや枝切りバサミなどで処分することもできます。しかし、ある程度成長した太い幹の植木では抜根することも難しく、チェーンソーなどを使って根を残して地面ギリギリで伐採することもあります。造園業者や便利屋、不用品回収業者などで庭木の伐採や抜根を行っている業者に相談してみると良いでしょう。根元が残っても、きちんと薬剤などで処理してもらえます。
また、自分で処理するにしても抜いた木や切った枝の処分に困ってしまうことがあります。そんなときは、ゴミの回収業者などに処分してもらうことになるでしょう。自治体の通常のゴミとして回収してもらうには、かなり短く切っておく必要があります。住んでいる自治体の木や枝のゴミ出しのルールに従ってください。大量にあれば、何度ものこぎりや枝切りバサミを使って切る作業も大変です。電線に届くほどに伸びた庭木などは扱うにも危険が伴うため、業者に依頼して任せたほうが安全です。
庭に撒けない大量の土などがある場合は、個人で自治体に回収してもらうことは難しいでしょう。ほとんどの自治体では、土や砂などは処理困難物として、通常のゴミ収集の日に回収してもらうことはできません。実際、鉢やプランターを処分するときも、付いている土をよく落としてからゴミ集積場に出すように指示されているところが多いです。もし、個人で大量の土を処分したいなら、不用品回収業者に相談してみると良いでしょう。
庭のクリーニングを業者に依頼してみましょう
誰も住んでいない遠方の実家の庭の片付けなどでは、何日もかけて行き来しながら個人で少しずつ片付けるよりは、庭のクリーニング業者に依頼したほうが安く済むのではないでしょうか。雑草が生えないような処理をしてもらったり、伐採や抜根の薬剤処理や消毒作業などを行ってもらえるため、その後の手入れがグンと楽になります。また、自宅の庭の場合でも、どこから手を付けてよいかわからないほど荒れている場合は、早めに業者に依頼して手入れしてもらうのがおすすめです。庭の手入れをするために、大掛かりな機械や伐採用品や枝切りバサミなどを次々に購入することを思えば、思い切って業者に依頼することも検討してみてはいかがでしょう。無理をして腰などを痛めても通院費がかかったり仕事を休んだりするようでは本末転倒です。