目指せミニマリスト!部屋も心もスッキリさせよう
2018.11.30
最小限の持ち物だけを手元に置くことで、逆に心の豊かさを手に入れている人々を「ミニマリスト」と呼びます。完璧なミニマリストになるのは難しくても、ミニマリストが実践している考え方を取り入れることで、物への執着が減り、しいては世の中へのいろいろなしがらみから解放されるきっかけになるかもしれません。
生活の中から不要な日用品や持ち物を減らして、部屋も心もスッキリしたライフスタイルを手に入れませんか。
学んでみよう!ミニマリストの基本的な考え方2つ
現代人の多くは、たくさんの物を所有することに喜びを見出します。
買うことで満足感を得るショッピングマニアの人々もいますし、収集することに喜びを感じるコレクターの方々の購買欲には終わりがありません。コンビニのお菓子から家電製品まで、新製品には目がないという人も多いでしょう。また、何を買うかは重要でなく、消費活動そのものが日常生活のストレス解消になっている人も少なくありません。
しかし、ミニマリストは第1に「所有物が多くなればなるほど、本当に大切な物が見えにくくなる」と考えます。人間の好みや趣味は本来、それほど多岐にわたっているわけではありません。それなのに、所有欲に流されているうち、人生で本当に大事にするべきことを見失ってしまいます。ミニマリストは最低限の日用品を置くだけにとどめ、所有欲や物欲に惑わされることなく自分の心と向き合っています。その結果、ミニマリストは人生の意義を自覚し、無駄のない毎日を送れるようになります。
第2に、ミニマリストの中には「所有物が多いと心が疲れる」という思いから物を手放すようになった人たちもいます。一見、高価な物に囲まれた生活は快適で充実しているかのように映りますが、実際には見栄えを気にしたり、他人と比べたりすることで悩みが多い生活でもあるようです。また、買ったその瞬間には満足感があるかもしれませんが、すぐにまた別の物が欲しくなったり、もっと高いものが欲しくなってきます。こんな風に物やお金に振り回される毎日が続くと心は疲弊していきます。
ミニマリストという概念は、倹約の方法として生まれた概念ではなく、物があふれた生活を送っていた富裕層から生まれた概念です。「物が増えすぎると心の余裕がなくなる」「物を買っても本当に欲しいものが手に入らない虚しさ」などが考え方の根底にあるようです。
実践しやすいミニマリストの心がけ3つ
いきなり徹底したミニマリストになることは難しいです。しかし、すぐにでも実践できることがいくつかあります。
まず1つめは、「キャッシュレス」です。現金という物欲の象徴を遠ざけることで、物欲からも思い切って離れましょう。たくさん入って便利だからと大きくなりがちな財布や小銭入れも、電子マネーやキャッシュカード中心の生活に切り替えれば不要になります。駅で切符を買ったり、コンビニでお釣りをもらったりする時間や手間もなくなるので、移動もスマートにできるようになります。
2つめは「衣類を減らしていくこと」です。衣類は、家の中でどんどん増えてくるのに、なかなか減らせない代表的なアイテムです。衣類で埋め尽くされたクローゼットや押し入れは、それだけで運気が下がりますし、衣類を収納するためにタンスや衣装ケースを購入していたら物は増える一方で、部屋のスペースはどんどん狭くなってきます。ミニマリストは季節ごとに5~7着ほどの衣類をローテーションして日々を過ごします。デザインがシンプルで、質が良い服ばかりを残しているので着回しもできますし、洗濯を繰り返しても当分はクタクタになりません。
そして、3つめは「長く使えるものを購入する」です。バッグや衣類、食器や家具などを購入するとき、「デザイン」や「流行」はとても大事な要素です。ですが、すぐに飽きてしまったり、流行遅れのものは使うのが気恥ずかしくなるのでまた買い直す必要が出てきます。ライフステージやライフスタイルが変わっても長く使えるもの、飽きのこないデザイン、耐久性がある質の良いもの。そういったことを購入時に心掛けることで衝動買いや無駄な買い物はかなり減らすことができます。
ミニマリストへの第一歩はまず捨てること
これらのことを意識して、少しずつ物を手放していく勇気を持ちましょう。
捨てないといけないものが大量にある、せっかく買ったものだから自分で捨てるのは抵抗があるという方は不用品回収業者に依頼してみてはどうでしょうか。自分で捨てにいかなくても自宅まで回収に来てくれるので、捨てる手間や梱包資材も不要です。衣類・家具・家電・日用品など、何でもまとめて回収してくれるので分別も不要です。
不用品回収業者の中には買取を行っている業者もありますので、ブランド品やまだ使える家電、家具などは買い取ってもらえる可能性があります。リサイクルされるので、必要としている他の誰かの手に渡るのであれば、まだ使えるものを捨てる罪悪感も多少薄れるでしょう。女性の一人暮らしなどで、知らない男性を自宅に上げることに抵抗がある人は不用品回収業者に相談してみましょう。女性スタッフを抱えている業者もありますので安心して依頼することができます。
これまで大事にしてきた物を捨てるのは、不安もありますし、痛みも伴います。不用品回収業者に依頼をして、部屋も心もスッキリした前向きなライフスタイルをスタートさせましょう。