要らなくなったものを寄付して社会貢献
2018.11.26
自宅にもう使わない品々がたくさんある場合、選択肢としては廃棄してしまうか、不用品回収業者に引き取ってもらう、などがあります。もう1つの選択肢として、寄付することもできます。自分にとってはもう不要でも、どこかの誰かが必要としているかもしれません。しかし、団体によって寄付を受け付けている品物が違ったり、条件があったりします。どういったものであれば寄付できるのか、迷惑にならないよう発送する前にきちんと確認しておきましょう。
送り先が受け付けている不要品とは
団体によって受け付けている品物は違いますが、恵まれない子供達や発展途上国の人々へ送るために衣類・雑貨・ぬいぐるみ・おもちゃなどを受け付けている団体は少なからずあります。特に、夏服や日用品類に関しては消耗品のため、常に不足している団体も多く、団体側も積極的に受け付けています。
また、リコーダーやギターなどの楽器類、野球のグローブやサッカーボールなどスポーツ用品は発展途上国では高価なので、需要があります。通学に必要な文房具やカバン、リュックサックなども重宝されます。企業名や個人名が入っているものであっても、外国に寄付する場合には使用するのに支障がないので問題がない場合が多いです。ですが、ブランド物であったり、高価な品だとかえって敬遠されることもありますので、送る前に必ず確認をしてから送りましょう。
国内の団体であれば、缶詰やインスタントラーメンのように消費期限が長い食品を受け付けている団体もあります。
寄付を受け付けてもらえないケース
いくら不要品を寄付するといっても、あまりに傷んでいるものやゴミ同然のものは常識としてやめましょう。
物品の種類・量・サイズなどは団体によって変わってくるので確認が必要ですが、多くの団体で共通してNGになっているのが液体です。輸送途中でこぼれてしまったり、比較的早く劣化してしまうおそれがあるからです。食品でいえば醤油やソース、文房具でいえばインクや墨汁、化粧水や香水などはやめておいた方が無難です。
オフィス用品が大量に余っているからといって寄付を考えるのも注意が必要です。ファイルやバインダーは資料の整理をした時などに大量に出るので捨てるのがもったいない気持ちもわかりますが、あまり需要がありません。カレンダーやプラスチックケースなど、一般家庭でもオフィスでも余りやすいものは寄付を受け付けている団体でも余らせていると考えられるので送るのは控えましょう。
衣類に関しては受け付けている団体も多いですが、送り先の国がわかっている場合は現地の気候や文化に合ったものを送りましょう。例えば、暖かい国では冬服の需要はありませんし、宗教が関連しているような絵柄や文字が入っているような服は選ばない方が無難です。
家電製品も一部受け付けている団体はありますが、国によって電圧に違いがあるため現地で使えるかどうかわからないことと、そもそも電力が安定して供給されていない地域も多いので国外よりも国内への寄付であれば需要があるかもしれませんが、確認が必要です。
もしも寄付できない場合は不要品回収業者を頼ろう
不要品の寄付は処分方法の1つです。状態が良いけれども捨ててしまうのはもったいないと思えるものが寄付の対象になるので、傷んでいるもの、汚れているもの、使用感があるものは不要であっても処分しましょう。受け取った人が不快になるような物を送り付けてはいけません。
寄付に興味はあるけど、送り先を吟味する時間がなかったり、大量にあって品物を選別するのに手間をかけられない、という方は不用品回収業者への依頼を検討しましょう。寄付では受け付けてもらえないオフィス用品や家具や家電でも引き取ってもらえますし、状態が良いものであれば買取をしてくれる業者もあります。大きいものであったり、量が多かったりしても、自宅まで回収に来てくれるので手間も時間もかかりません。