バーベキューで使った炭はどう処分すればいい?

2018.07.03

不用品回収

バーベキューで使った炭はどう処分すればいい?

バーベキューは楽しいけれど、終わった後の炭を処分するのが大変なので億劫になる…という方も多いと思います。

ここでは、そういった方たちに向けて、バーベキューが終わった後の炭の処理で絶対にやってはいけないこと、安全な消火方法、そして炭の再利用の方法に関してご紹介していきます。これからバーベキューをする場合は参考にしてみて下さい。

絶対にやってはいけないこと

バーベキューをするために使った炭は火が消えてもずっと高温のままなので、正しい処理をしておかないととても危険です。

炭の温度は種類によって、800度~1000度にまでなることもあり、一見すると火が消えたように見えても、中ではまだ燃えているという可能性があります。そのためしっかり処理をしておく必要があるのですが、絶対にやってはいけないことが2つあります。

まず1つ目は、バーベキューコンロや炭に直接水をかけることです。バーベキュー初心者の方が多くやってしまいがちですが、バーベキューコンロに水をかけてしまうことによって、水がすぐに熱されてしまい、熱い蒸気がたくさん出てしまいます。その蒸気で近くにいると火傷をしてしまう可能性があるだけでなく、その蒸気とともに熱い灰が飛び散ってしまうこともあるので危険です。また、それだけでなく、熱くなっているコンロを水で急激に冷やすことによってコンロが変形してしまう恐れもあります。変形したコンロを使い続けるのは危険ですから、そのコンロはもう処分する必要があります。

絶対にやってはいけないことの2つ目は、炭を土や砂に埋めることです。炭は土に埋めておけば土に還ると考える方もいますが、普通の木は土に還るものの、木を炭化させて作った炭は土に埋めておいても自然には分解されずに残ったままになります。夏の川辺や海辺は裸足のまま無防備に歩く人も多く、ケガを招く原因になってしまいますし、高熱のままの炭を土に埋めたら火事になってしまったというケースもあり、バーベキュー場の禁止事項になっているところもあるので注意しましょう。

炭の安全な消火方法

炭の安全な消火方法としては、まず、火消壷を使用するという方法があります。

火消壷というのは使用した炭の火を消すための容器で、火がついている炭を中に入れ、壷の蓋を閉めて使います。すると、壷の中にある酸素が徐々に足りなくなり、一酸化炭素が充満することによって火を消すことができるという仕組みです。製品として販売されている火消壺ではなく、食品が入っていた缶などで代用する人もいますが、高熱になることを想定して作られていない缶を使用すると、変形したり、持つと熱さでケガをする危険性がありますので、正規の製品を使うことをお勧めします。

このほかにも、水を入れたバケツに炭を入れ、浸けておくという方法もあります。

浸けておく時間が長ければ長いほど安全性は高まりますが、少なくても15分は入れておくようにしましょう。この時にプラスチック製のバケツを使用すると溶けてしまうおそれがありますので、バケツは金属製のものを使用してください。炭の火を消した後に本当に火が消えているかどうか確認することも大切です。ただし、手で触れて確認をするのは危険なので、ビニール袋に入れてみましょう。火が残っていたらビニール袋が溶けてくるので、時間が経っても袋が溶けないようであれば完全に火が消えていると考えて問題ありません。

炭の再利用方法

炭を再利用する方法というのもあります。

次回以降のバーベキューをする時に再利用するというのが一つです。一度使った炭は、次に使う時には火がつきやすくなっているため、再度バーベキューを行う時に取っておくには便利です。火消壺で確実に消火してから保存しましょう。なお、保管しておく際に炭が湿ってしまったら天日干しをおこない、しっかりと乾燥させるようにしたり、ビニール袋などで密閉して保管するようにして下さい。また、バーベキュー以外での炭の使い道として、脱臭剤や湿気取りとして使用するのも良いでしょう。炭には、臭いを吸収してくれる効果や湿気を吸収する効果があるため、冷蔵庫や玄関、靴箱などに入れて使うことも有効な再利用方法になります。

バーベキューの炭は正しく処分しよう

バーベキューに使った炭は高温であるだけでなく、なかなか火が消えにくいという性質があります。

間違った方法で処理してしまうと、ケガや火事の原因になってしまうので気を付けて下さい。ここでは、「絶対にやってはいけないこと」と「正しい消火方法」と「再利用方法」を紹介しましたが、正しく消火させた後に再利用する機会がなく処分に困ってしまった場合や未使用のまま残っている炭があって困っている場合は、不用品回収業者に引き取ってもらうことができるので利用を検討してみましょう。炭だけでなく、使わなくなったバーベキューコンロがあればまとめて引き取ってもらうことができます。見積もりは無料の業者が多いので、気軽に相談してみてください。