これは「家庭ゴミ」に入る?京都の家庭ゴミ分別

2018.10.26

不用品回収

これは「家庭ゴミ」に入る?京都の家庭ゴミ分別

環境問題に積極的に取り組む京都では、家庭ゴミを細かく分別して捨てなければいけません。また、指定のゴミ袋を利用するなど家庭ゴミに関するルールがたくさん設けられているのが特徴です。そのため、京都ではゴミをどう捨てればいいのかについて悩む人も多いようです。そこで今回は京都市の家庭ゴミについてとりあげ、収集の方法なども紹介します。

家庭ゴミに分類されるもの

京都市では、平成27年10月から家庭ゴミを「燃やすごみ」「定期収集している資源ごみ」と「小型金属類・スプレー缶」、「資源化可能な紙類」、さらに「大型ごみ」に分類することを義務化しています。そのため、しっかりと分別をしないことには回収してもらえません。

その中でも「燃やすごみ」は、生ごみや容器包装以外のプラスチック類、ガラス類など種類が多く、判断に困るものが多く含まれます。京都市では専用の「燃やすごみ用指定ごみ袋」が販売されていますので、指定されたその袋に入れて、週に2回の決められた日に、決められた場所に捨てなければいけません。

定期収集している「資源ごみ」に含まれるのが缶やびん、ペットボトル、さらにプラスチック製容器包装です。プラスチック容器にはインスタント食品のカップや発泡スチロール、洗剤の容器などが含まれます。ただ、一升瓶やビール瓶は「リユースびん」として拠点回収をしていますので、資源ごみとして捨てることができません。資源ごみの収集回数は週1回であり、燃やすごみとは別の「資源ごみ用指定ごみ袋」に入れて捨てます。

小型金属類・スプレー缶は中身が見える透明な袋に「金属」と書いた紙を張り付けて捨てましょう。回収は月に1回ですので気を付ける必要があります。また大型ごみは有料ですが家庭ごみとして収集が可能です。引越しや大掃除などで出た、燃やすごみでは集められない大型のごみや大量のごみは、大型ごみとして捨てます。

意外!こんなものも家庭ゴミに含まれる

家庭ゴミというのは非常に定義が広く、京都市では小型のプラスチック製品も家庭ゴミとして捨てられます。小型のプラスチック製品にはカセットテープやビデオテープ、CDなどが含まれ、燃やすごみとして捨てられます。また、ペット専用の砂も燃やすごみであり、紙おむつなどの汚れた紙くずも家庭ごみとして捨てることができます。ただ、これらのゴミが大量にある場合には大型可燃ごみとして捨てましょう。

大型可燃ごみとして扱われる、大型の可燃性製品には包装材や木製のたんす、食器棚、学習机などがあります。下駄箱や書棚なども大型の可燃性製品として捨てることが可能です。カーペットや毛布も大型の可燃性製品として捨てられますが、電気毛布や電気カーペットは不燃ごみとして捨てましょう。畳も4分の1以下の大きさに裁断してある場合には可燃ごみとして捨てられます。もし、ポリバケツやホースを捨てる場合には、収集する人が清掃用具と勘違いすることもありますので「ごみ」と表示しておきましょう。ふとんやカーテンなどは小さくたたんで紐で縛っておくと収集されます。

さらに、小型金属類として鍋ややかん、フライパンなども収集してもらえます。というのも金属類はリサイクルしやすい製品です。京都市では限りある資源を有効に活用することに積極的に取り組んでいますので、そういった小型金属類の回収も開始しています。

家庭ゴミの出し方に困ったら業者に相談を

リサイクルを積極的に推進している京都市では、家庭ゴミを非常に細かく分類して回収しています。

例えばプラスチック製であっても、商品そのものがプラスチックでできている場合には燃やすごみであり、商品の容器や包装などの場合には資源ごみです。ただ、家庭で使用した食品保存ラップなどは燃やすごみとして捨てなければいけないなど、非常に複雑に分けられています。そのため、どのゴミとして捨てればいいのか困ることもあるでしょう。また、前夜からゴミ出しをしてしまうと犬や猫がゴミ袋を破ってしまうといった理由から、前夜からのゴミ出しもしてはいけないことになっています。朝方は家を空けていたり、朝が苦手だったりなどで、ゴミ出しが難しい人もいると思います。

そういったゴミが大量にあったり、サイズが大きいゴミの処分に困っているようなら、不用品回収業者に相談することをオススメします。ゴミの種類に関係なく全部まとめて回収してくれるので、不用品を一気に処分したい時や急いで処分する必要がある時などは非常に便利なサービスです。