京都クリーンセンターの利用手順について
2018.12.28
引っ越しや大掃除で出た不用品やゴミを自宅で大量に抱えて困っている人はいませんか。粗大ゴミとして自治体に回収してもらうにはサイズや個数に制限がある場合が多いので、大量の不用品がある場合は京都クリーンセンターに自分で持ち込んで処理してもらうのも1つの方法です。
ここでは、これまで利用したことがない方のために、申し込み方法や利用手順について説明します。
クリーンセンター受付時間・所在地
京都のクリーンセンターは、南部クリーンセンター第1工場、東北部クリーンセンター、北部クリーンセンターの3ヶ所あります。そのうち、伏見区にある南部クリーンセンター第1工場ではゴミの持ち込みを受付けています。南部クリーンセンター第1工場は1986年6月3日に開設され、一日におよそ600トンものゴミを処理しています。受付時間は9時から12時までの間と、13時から16時半までの間で、休所日は日曜日と第1・3・5土曜日になります。
南部クリーンセンター第1工場
京都市伏見区横大路八反田29
TEL:075-611-5362
左京区にある東北部クリーンセンターでも、持ち込みゴミの受付をしています。東北部クリーンセンターは2001年3月31日に開設され、一日あたり700トン近くのゴミを処理しています。受付時間と休所日は、南部クリーンセンターと同じで、受付時間は9時から12時までの間と、13時から16時半までの間で、休所日は日曜日と第1・3・5土曜日になります。
東北部クリーンセンター
京都市左京区静市市原町1339
TEL:075-741-1003
ゴミを処理する際の出費を抑えたい人は、持ち込みをすることで料金を安くすませることが可能です。持ち込む際のごみ処理手数料は、100キロまでは1000円、それ以上の重さになると100キロごとに1500円が加算されます。ゴミが大量にあっても、総重量が100キロに満たなければ、前記した2カ所のゴミ処理場に持ち込むことで、1000円支払えば処理できるのです。
クリーンセンターの利用手順
クリーンセンターへ持ち込む場合、まずはゴミ持ち込みの受付をすませるところから始めます。
搬入申告書を記入する必要がありますが、各クリーンセンターの受付にもありますので当日でも記入可能です。受付の際に市民であることを証明する身分証明証の提示を求められますので、忘れずに持参しましょう。搬入申込書には住所や名前、電話番号を記入する他、ごみ種別をマークシートでチェックするようになっています。
搬入申込書を書き終えて申し込みが完了すると、車の総重量を計ります。ゴミを廃棄した後に再度車の重量を計測することでゴミの重さを算出し、料金が確定する仕組みになっています。
車の計量を終えたら職員に搬入申込書を渡し、計量料金カードを受け取ります。その後は、ごみのタイプにより搬入場所を指示されるので、その場所まで車で向かうことになります。車で移動し、受付で計量料金カードを渡してください。職員の指示のもとに駐車し、駐車位置のすぐ横を流れているコンベアにゴミを降ろしていくことになります。廃棄が終わると料金所へ移動し、もう一度車の重量をはかり、精算機へ計量料金カードを入れます。すると、ごみの重さと料金が精算機に表示されるので、その金額を支払って終了です。
持ち込み不可のゴミは不用品回収業者へ
京都クリーンセンターでは、自転車や物干しパイプ、布団など、さまざまな粗大ごみを持ち込んで処理してもらうことができます。しかし、中には持ち込み不可としているものもあります。例えば、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電です。これらは家電リサイクル法でメーカーによる回収・リサイクルが指定されている製品なので、自治体による回収やクリーンセンターによる処理は受け付けてもらえません。
他にも、ガソリン・灯油が入った容器やバッテリーなどの危険物も、持ち込み不可となっています。これらは爆発や発火の恐れがあるため、京都クリーンセンターでは受付をしていません。また、新聞紙やダンボール、雑誌といったリサイクル可能な紙類も持ち込みできません。これらを処分する際には、クリーンセンターの古紙回収BOXやコミュニティ回収を利用することになります。
京都クリーンセンターに処理してもらうことができない分類のゴミや不用品が大量にある場合や、クリーンセンターに持ち込むためのトラックなどが確保できないために持ち込むことができなかったり、大型家具や大型家電を家から運び出すことが難しい場合は、不用品回収業者に回収を依頼する選択肢があります。業者によっては、危険物や家電リサイクル法で指定されている4品目家電や、古紙類の回収も行っています。さらに、まだ使えるものや状態が良いものであれば買取してもらうことも可能です。
また、女性の一人暮らしであれば自宅に知らない男性を上げることに抵抗があったり、散らかった家を見られたくないという方もいると思います。不用品回収業者の中には女性スタッフが在籍している会社もありますので、女性スタッフの派遣を希望することもできます。一般家庭や事業所から出るゴミや不用品であれば、大抵のものは回収してもらえます。処分に困っているゴミや不用品があれば、ぜひ検討してみてください。