実家がゴミ屋敷化!手が付けられなくなる前に
2018.09.18
「これくらいなら…」と放置し続けてきたゴミや不要品がどんどんたまってきても、ずっと住んでると感覚がマヒしてしまいます。気が付くと、メディアで取り上げられているような「ゴミ屋敷」と化してしまうかもしれません。そうなると、もはや片付けようとしても自分1人ではどこから手を付けたらよいのかわからず途方に暮れてしまいます。それがもし、高齢になった親が住み続けている実家であれば、一体どのように対処すればよいのでしょうか。
ゴミ屋敷化してしまうとこんなリスクが!
ゴミ屋敷はある日突然、ゴミ屋敷となるわけではありません。
メディアにも取り上げられるようなゴミ屋敷は、ゴミや不要品が家の中に納まりきらなくなり、挙句の果てに庭や道路まであふれてしまっているような状態ですが、最初は「散らかっている部屋」や「物が多い部屋」のような状態だったはずです。家庭内の問題や家事の範囲内で済むうちに何とか解決しましょう。
「ゴミ屋敷」と呼ばれるようになってしまうほど事態が悪化すると、悪臭や害虫などで近隣住民とトラブルになったり、行政が介入するようになってからでは「片付け」のレベルでは済まなくなってしまいます。行政にとっても悩ましい問題の一つです。なぜなら、ゴミ屋敷の近隣住民から行政にどれだけ苦情が出ていても、法律上、勝手にそのゴミを処分することが出来ないからなのです。誰から見てもゴミにしか見えない物であっても、法律的には住人の「所有権」が存在しています。本人が「ゴミではない」と言い張れば、撤去するよう指導することはできても強制的に排除することはできないのです。
しかし、ゴミが道路にまであふれて通行の妨げになったり、ゴミが原因で火災や放火が発生するということもあります。そこまで事態が深刻化しても、撤去に応じなかった場合には行政代執行という形で、強制的にゴミの撤去が行われるという事態にまで、発展してしまうこともあります。
事態が大きくなる前に解決を
ですから、ゴミの量が家の中に納まっているうちにゴミ屋敷化を食い止める必要があります。
長く住み続けているために物が増えすぎたり、親が高齢になって片付けやゴミ出しが難しくなっているようであれば、不用品を回収してくれる専門の業者に依頼するという方法が一番手っ取り早いです。ゴミや不用品の回収をしてくれる業者は、家が散らかったままの状態でも依頼できます。全てゴミとして捨てたくない場合であっても、ゴミとして捨てるものと残しておきたいものとに分別してくれるところから片付けをしてくれます。業者によってはハウスクリーニングを行っている業者もありますので、片付けをしただけではキレイにならない水回りの汚れや害虫駆除にも対応してくれるので、家が見違えるように清潔で安全な家に生まれ変わります。
サービス内容や料金体系は業者によって異なりますので、ホームページで不用品回収業者を複数リストアップし、見積もりを取ってもらったり、サービス内容を確認してニーズに合った不用品回収業者を選ぶようにしてください。
買取を行っている不用品回収業者も
ゴミ屋敷と言っても、たまった不用品に見える品の中にはきっと大事なものや必要なものも含まれているはずです。ゴミとして処分するのはもったいないものもあるでしょう。その中には買取に出せば値段が付くような品もあるかもしれません。不用品回収業者はゴミや不要になった品を回収するだけではなく、買取サービスを行っている業者もあります。家具や家電、貴金属といったものから、状態が良いものであれば日用品でも買取してくれる場合がありますので、問い合わせ時に買取の相談もしてみましょう。値段の付く物が出てくるかもしれません。
大切な住処を大切に残しておくために
いろいろな思い出のつまっている実家が、ゴミ屋敷になるということは悲しいことです。それを未然に防止するためには、ゴミや不用品が生活空間を圧迫する前に不用品回収業者に依頼をして、一度、手を打っておくことが大事です。近隣住民とトラブルになることもなく、できるだけ長く穏やかに住み続けてもらうために。